2007年3月号 こどものスキンケアについて

更新日:07/03/01

■スキンケアとは
日常生活における皮膚の形態と機能を正常に保つ為のメンテナンスです。

■スキンケアの基本とは

  1. 皮膚を清潔に保つこと(洗浄)
  2. 乾燥を防ぐこと(保湿)
  3. 紫外線から皮膚を守ること(紫外線防御)

■1 洗浄
乳幼児などは、頚部・肘・膝部の裏などに汚れがたまりやすく、外遊びで汗をかき、その部分にほこりがたまり皮膚にとって大変刺激になります。その為、シャワーだけでは汚れが残りやすいのでシャンプー・石鹸の使用をお勧めします。
石鹸は、皮膚の状態によって選び購入して下さい。洗い方は、手を使う事が一番良いのですが、汚れがたまりやすい部分はガーゼなどを使うと良いでしょう。タオルでゴシゴシと拭くのは、刺激になる為避けるようにしましょう。
■2 保湿
保湿剤は大きく2つにわけられます。
1つは油性成分、もう1つは吸水性、吸湿性をもつ成分です。
油性成分:ワセリン、オリーブ油など
吸水性、吸湿性:ヘパリン類似物質(ヒルドイド)、尿素、セラミドなど

使用方法として
使用回数が多いほど効果が高くなりますが、1日3回程度を目途にして使用して下さい。
入浴後は角層への浸透がよい為より効果的です。

保湿ケアは、スピーディーにムラなく。
■3 紫外線防御
小児期の紫外線の急激な照射は、皮膚がんの発生の危険因子であるだけでなく、年をとってからのしわ、しみなどの光老化をも起こす可能性があります。
外出時にはバギーに日よけをつけ、1歳以上で歩行可能であれば子供用のサンスクリーン剤をお勧めします。(SPF30程度のもので十分)サンスクリーン剤以外では衣類や帽子などで予防して下さい。4月~9月の間は、10時~14時の日中に紫外線が多いため、外出は控えた方がよいでしょう。長時間日光に当たらない事も大事です。

アトピー性皮膚炎児のスキンケア

    アトピー性皮膚炎のスキンケアポイント
  1. 角質を刺激するような要因を見つけ出してそれを取り除く
  2. 角層を傷めたり刺激しないで、きちんと汗や汚れなどを落とすこと(爪で?き傷つく為)
  3. 角層を正常な状態に保つために保湿をする。

アトピー性皮膚炎はスキンケアだけでは治りません
アトピー性皮膚炎には治療が必要です。炎症が全身にある場合は炎症をとってからスキンケアを始めた方が効果があがります。炎症の見極めは子供が掻かないかどうかがポイントです。

スキンケアは継続が重要
アトピー性皮膚炎は、体質的な病気ですから放っておいたら湿疹が悪化してしまいます。皮膚の状態が良くなった時も行うスキンケアこそ有用な予防になるのです。
アトピー性皮膚炎は、御母さんが根気強くケアをしなければ皮膚の状態は良くなりません。

    スキンケアの方法
  1. お薬を正しく使いましょう(医師の指示通りに)
  2. お肌をいつも清潔に(汗や汚れを落とす)
  3. お風呂はぬるめに(ゴシゴシこすらない)
  4. 掻かないことが大切(爪は短く切る)
  5. 刺激が少ない肌着に(綿の素材が良いでしょう)
  6. お掃除はこまめに

くすりの塗り方
症状や乾燥の程度、また季節によっても薬も保湿剤も塗る量を加減する必要があります。保湿剤や外用薬の塗り方は、下の絵を参考にして下さい。

くすりの塗り方